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運用報告

当社団のYouTubeチャンネルが開設されました

この度、当社団のYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@jawho_information)が開設されましたのでお知らせいたします。4月に開催された設立シンポジウムの基調講演動画も公開しております。今後、セミナーなどが開催される際は、順次このYouTubeチャンネルにて公開いたします。ぜひフォローをよろしくお願いします。

JAWHO設立シンポジウム公開内容

シンポジウム概要
テーマ:安心・安全な活動空間づくりを通じた持続可能な日本の実現をめざして
    ―労働生産性向上に向けた空気環境のあり方とは―
日時:2024年4月10日(水)16時~18時
会場:参議院議員会館 講堂
後援:一般社団法人 日本予防医学会、特定非営利活動法人 公共政策調査機構、共同ピーアール総合研究所
参加:97名

基調講演①「健康問題による生産性の低下-プレゼンティーイズムの概念と背景」森 晃爾先生

■森 晃爾
産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学研究室 教授

産業医科大学医学部卒業、同大学院医学研究科修了;博士(医学)。13年間の専業での産業医活動の後、2003年産業医科大学産業医実務研修センター所長、2012年から現職。現在、日本産業衛生学会理事長、日本労働安全衛生コンサルタント会副会長、ISO/TC283国内委員会委員長などの産業保健・労働衛生に関する役職を務める。また、国の健康経営施策においては、制度開始以降、健康・医療新産業協議会健康投資ワーキンググループ主査、健康経営度基準検討委員会座長等を歴任。編著書に「健康経営を科学する!」(大修館書店)、「成果の上がる健康経営の進め方」(労働調査会)など多数。

基調講演②「労働現場における空気質の役割と新たな化学物質管理」橋本 晴男先生

■橋本 晴男
橋本安全衛生コンサルタントオフィス 所長

東京大学理学部生物化学科卒、マサチューセッツ大学化学科大学院修了、ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修了。1990年東燃(株)(現ENEOS(株))に入社後、関連会社のエクソンモービル(有)を経て東燃ゼネラル石油(株)産業衛生部長。2015年から東京工業大学 環境安全管理部門長代理 特任教授。2021年から現職。主な資格は認定インダストリアルハイジニスト(アメリカ、CIH),労働安全・衛生コンサルタント。学会活動は、日本産業衛生学会 産業衛生技術部会部会長。日本作業環境測定協会 理事。IOHA(国際産業衛生協会)資格制度認証委員会委員。ANOH(アジア産業衛生機構)学会理事。

基調講演③「花粉症と労働生産性」岡野 光博先生

■岡野 光博
国際医療福祉大学 医学部 耳鼻咽喉科学 教授

香川医科大学卒業、岡山大学院医学研究科修了;博士(医学)。ハーバード大学に2年4カ月間博士研究員として留学。帰国後、岡山大学に勤務し、2007年に准教授となる。2017年から現職の国際医療福祉大学 医学部 耳鼻咽喉科学 教授に就任。また同大学院医学研究科耳鼻咽喉科学教授、2020年より同大学成田病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科部長を併任。現在、日本耳鼻咽喉科学会会報編集委員会委員、日本アレルギー学会国際誌編集委員、日本鼻科学会理事・国際委員会委員長、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会代議員・鼻アレルギー診療ガイドライン委員会副委員長、日本職業・環境アレルギー学会理事などを歴任。

基調講演の後、小林洋子様(厚生労働省 労働基準局 安全衛生部長)、漆原肇様(日本労働組合総連合会 労働法制局 局長)、波多野麻実様(公益社団法人東京青年会議所 第68代理事長)と基調講演の演者3名の計6名でパネル討論「産官学労それぞれから見た空気質と安全衛生・労働生産性の関係」も実施されました。

運用報告

橋本理事が「労働安全衛生コンサルタント」誌に寄稿しました

橋本晴男JAWHO理事は、「労働安全衛生コンサルタント」誌、2024年4月20日号に化学物質管理に関する記事を寄稿しました。

  • 掲載誌:安全衛生コンサルタント、2024年4月20日号
  • 発行:(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会
  • タイトル:連載「化学物質管理とリスクアセスメント」-「第8回  測定について掘り下げる-目的に応じた使い分けと留意事項」
  • 要旨:わが国の化学物質管理が大きく転換しつつあり、この4月1日から多くの新たな法令が施行され「自律管理」がいよいよ始まりました。筆者は、作業場で化学物質の危険性・有害性を評価する(リスクアセスメント)ための方法を連載形式で順次紹介しています。今回はその第8回目として、このために必要な測定、特に「個人ばく露測定」について掘り下げ、様々な測定方法の解釈、留意事項などについて解説しました。測定の選択肢は非常に多様で、専門的で高度な判断が求められる場合があるため、労働安全・衛生コンサルタントなど化学物質管理の専門家は各測定の意味を十分に理解し、測定の戦略や方法を科学的かつ合理的に正しく選択することが重要であるとしています。
運用報告

橋本理事が「健康開発」誌に寄稿しました

橋本晴男JAWHO理事は、「健康開発」誌、2024年3月号に化学物質管理に関する記事を寄稿しました。

  • 掲載誌:健康開発、2024年3月号
  • 発行:特定非営利活動法人 健康開発科学研究会
  • タイトル:特集「化学物質の自律的管理セミナー第1回」-「産業保健専門職は自律的管理にどう対応するか」
  • 要旨:この内容は2023年9月2日に開かれた「化学物質の自律的管理セミナー第1回」における講演とディスカッションの記録です。橋本はこのセミナーの座長兼4番目の講演者でした。次のような4件の講演が行われ、化学物質による労働者への健康影響を防止する役割である産業医、産業保健師、および産業衛生技術職からそれぞれの果たすべき役割と課題が提示されました。またそれに引き続いたディスカッションでは、今後必要となる「事業者の判断にもとづく自律的な健康診断」が特に大きな話題となりました。
    (1) 自律的な化学物質管理総論(慶應大医学部、武林亨氏)
    (2) 産業医の役割と課題から(産業医、土肥誠太郎氏)
    (3) 化学物質の自律管理に向けて~産業保健看護師の役割(産業保健師、楠本真理氏)
    (4) 技術職の役割と課題(JAWHO理事、橋本晴男)