科学技術の進展は、たしかに人間生活の利便性を向上させましたが、他方において環境面など持続可能性を揺るがしかねない課題も浮き彫りとなってきています。いかに目覚ましい技術革新が起ころうとも、わたくしたちが命を繋いでいく上で「空気と水」は必要不可欠であり、この事実に目を背けて持続可能な社会の実現を語ることはできません。
こうした状況を踏まえ、2023年9月に関係者有志が集い、一般社団法人 日本空気と水の衛生推進機構(JAWHO)が設立されました。
わたくしどもJAWHOは、人々を取り巻く「空気と水」に係る環境改善等への取り組みを通じ、安心・安全な活動空間の確保を実現することでその心身の健康増進に寄与するとともに、経済活動の生産性向上による共通価値創造の推進を図り、もって健全かつ持続可能な社会の構築に貢献することを目的に活動いたします。
当機構の活動はさまざまな立場や専門性を持つ人々の参画により展開されますが、それぞれ多様な考えを持ちながらも、組織体としてはいかなる勢力にも属さず独立の立場をとり、営利を追求することもなく、飽くまで「空気と水」を主軸に据えながら、人間にとってより良き安心・安全な活動空間のあり方を求めて、アカデミックな規律に従い、ボランティア・ベースにおいて活動することを旨としております。
掲げられた目的へのアプローチには紆余曲折も予想されますが、多くの皆様のご支援とご賛同を得ながら、中長期的な視点に立ち、大きく育てていただくよう心からお願い申し上げる次第です。
一般社団法人 日本空気と水の衛生推進機構(JAWHO)
理事長 池田健三郎