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運用報告

橋本理事が大阪万博のイベントで講演を行いました

大阪万博内の大きなイベントとして「安全衛生ウェルビーイングウィーク」が7月16日~19日に開かれました。これは、ILO(国際労働機関)やWHO(世界保健機関)等、安全衛生に関わる世界的組織の多数が参加・後援した万博史上初めての試みです。

この中で、産業衛生技術に関する国際的な団体であるIOHA(国際オキュペイショナルハイジーン協会)は、7月17日に「シンポジウム 安全衛生政策論1 」を開催し、世界的な労働安全災害の状況、その中でのオキュペイショナルハイジニスト(産業衛生技術の専門家)の重要性、今後の重要課題(途上国、児童労働、移動労働、中小企業等)についての問題提起などがありました。

橋本理事はIOHAの一員として登壇し、「オキュペイショナルハイジニストの確立―日本の事例」という題で、わが国の最近の化学物質管理の法改正、および(公社)日本作業環境測定協会による専門家認定制度と最近の認定者数の伸長について報告しました。日本の法令が、事業主が法令の規定事項のみを順守するのでなく、欧米のように、自ら判断して管理を進める「自律的な管理」に移行し始めたこと、これを契機に高度な技術専門家が必要とされる社会情勢に変化しつつある現状と今後の展望に関して述べ、理解を得ました。