橋本晴男JAWHO理事は、「労働安全衛生コンサルタント」誌(発行:(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会)、2024年7月20日号に化学物質管理に関する記事を寄稿しました。
連載「化学物質管理とリスクアセスメント」-「第9回 測定結果の活用-呼吸用保護の選択」
要旨:わが国の化学物質管理が「自律的な管理」の方向に大きく転換しつつあります。筆者は、この管理を事業場の内外から指導する労働安全・衛生コンサルタント向けに、作業場で化学物質の危険性・有害性を評価する(リスクアセスメント)ための方法を連載形式で解説しています。今回はその第9回目として、呼吸用保護具(マスク)の種類の選択の方法、具体的には作業場で行った有害物質の測定結果にもとづいてどのようにマスクを選択するかについて解説しました。対象となる作業の時間と測定されたデータの組合せに様々なケースがあるため、選択の際に注意が必要であることを強調しました。