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橋本理事が「安全衛生コンサルタント 」誌に寄稿しました

橋本晴男JAWHO理事は、「労働安全衛生コンサルタント」誌(発行:(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会)、2025年1月20日号に化学物質管理に関する記事を寄稿しました。

連載「化学物質管理とリスクアセスメント」-「第11回 化学物質管理に関わる技術分野の専門家の役割(最終回)」

内容(要旨):
 2024年4月からいわゆる「自律的な化学物質管理」の法令改正が施行されています。筆者はこの管理に関するさまざまな課題を連載形式で解説してきており、今回は最終回として、技術分野の専門家の役割について総括的に述べました。
 欧米諸国では化学物質に関する「自律的な」管理が以前から行なわれていますが、従来から「法令に従う」管理方式であったわが国では多くの課題があり、特に「化学物質管理専門家」などの専門家が重要です。これら専門家は、特に人的資源に乏しい中小企業を外部から指導・支援するために必須となりますが、現状ではその量、質ともにまだ不足で、資格認定機関や関連の大学、学会はその育成と生涯教育に継続的に注力が必要です。また、業務上の利益相反を避けるため専門家には新たに高いレベルの倫理観を要します。今後、わが国で自律的な管理を定着させるためには、関連するすべてのステークホルダーが知恵を絞り協力すること、特に国による監視の強化、事業主の意識改革、および医療分野も含めた関連専門家のリーダーシップが鍵となると考えられます。