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能登半島被災地の避難所における空気環境の調査と対策の提案

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当社団理事の橋本晴男が、金沢大学、日本予防医学会と共に志賀町において実施した「令和6年能登半島震災における避難所の環境整備に関する調査」について、以下の通りご報告します。

【要旨】 避難所は在室者の密度が高く、特に夜間は換気が不十分で、感染性エアロゾル等による感染症リスクが高いと推定されます。空気清浄機の設置により、寒暖などの気象条件によらずこのリスクが低減することが可能です。
避難所になりうる公的施設(公民館、学校等)には平時から空気清浄機を導入し、平時は施設で利用しつつ災害時には避難室で速やかに活用できるようにすることが、今後の自然災害への備えとして有力な選択肢と考えられます。